予防歯科
当院では半年に1回程度、歯の予防検診に通うことをお勧めしています。「歯が痛くて……」と頬を腫らして駆け込んでくる患者さんがゼロになるように痛みのない治療を目指します。
この地で治療を続けて20年以上経ちますが、開院当初から定期的に通ってくださっている方は、60代70代を経てもご自身の歯を守り続けることができています。口腔内をチェックするたび、予防歯科治療の大切さを実感します。
～トラブルが起きる前にご相談ください～
予防歯科治療は、虫歯や歯周病などの歯のトラブルが起きる前に、歯の健康を維持するために行われる治療です。歯が健康な時からお口の中をチェックし、虫歯・歯周病の検査や定期清掃、歯磨きや食生活の指導、唾液やかみ合わせの検査を行います。
以前は、虫歯や歯周病が進行した時にしか歯科医院に行く人が多く、治療の目的が歯を削って修復することだけだったようですが、現在では、修復した部位の疾患の再発や、その他、お口の中の諸問題の予防とコントロールすることが重要だという認識が広まっています。
予防歯科の流れ
以下の流れで口腔内を綺麗にします。
- 1.染め出し
- プラーク（歯垢）の付いているところを染色します。
- 2.ブラッシング指導
- 正しいブラッシング方法を指導いたします。口腔内を調べ、手入れが行き届いていない部分がないかをチェックし、患者さんの歯磨きについて改善点を提案いたします。
- 3.スケーリング
- 染め出した汚れをスケーラーという器具で綺麗になるまで落としていきます。
長い間歯科医院へ通っていないと…こんなケースも
「ちょっとしみるけどまあいいか」
「面倒だしとりあえず放っておこう」
「痛かったけれど、いつの間にか感じなくなったから大丈夫だろう」
と、長い間歯医者さんに診てもらっていない方はいらっしゃいませんか。
重度の症状になってようやく当院へ通うようになったある患者さんは、治療に3年を要してしまいました。
長い間放置しておくことは、体力的にも経済的にも患者さんの大きな負担となってしまいます。虫歯や歯周病は一度なってしまったら自然には治らず、悪化するばかりです。放置してもいいことはありませんので、早期発見早期治療のためにも、予防歯科を心がけるようにしましょう。
